出張先での雑記帖



上野
Ueno


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2016年 12月 14日(水) 上野(東京)

<ぶらり上野>

<世界文化遺産>

ユネスコ第40回世界遺産委員会は、
2016年7月17日、フランス政府が日本を含む7か国と共同で推薦していた
「ル・コルビュジエの建築作品」につき、世界文化遺産への登録を決定した。
構成資産は、国立西洋美術館を含む7か国17作品で、
正式名称は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」
国境をまたいだ世界遺産(トランス・バウンダリー・サイト)としては、日本では初登録、
大陸をまたいだ世界遺産(トランス・コンチネンタル・サイト)としては世界で初登録となった。

ル・コルビュジエ

20世紀以降の建築に多大な影響を与えたル・コルビュジエ
ル・コルビュジエは、鉄筋コンクリートによるフレーム構造でスラブ(床板)、
柱、階段が建築の主要素だとするドミノシステム、
近代建築を成り立たせるための近代建築の5原則
(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な正面)
人体の寸法と黄金比率から考え出した基準寸法であるモデュールなど提案し、
20世紀以降の建築・デザインに多大な影響を与え、数多くの作品を残した。
ル・コルビュジエ作品は、世界で約70作品が現存している。

国立西洋美術館

国立西洋美術館:ル・コルビュジエが設計した国内唯一の建造物
国立西洋美術館は、ル・コルビュジエが設計した国内唯一の建造物(1959年竣工)。
ピロティー、スロープ、自然光を利用した照明など
ル・コルビュジエの建築的な特徴がよく表現されている作品で、
日本の戦後建築に大きな影響を与えた。
また国立西洋美術館は、ル・コルビュジエが長年追求してきた「無限に成長する美術館
(美術作品が増えても必要に応じて外側へ増築して展示スペースを確保できる美術館)」
構想を実現した美術館の一つでもある。



素晴らしいですね。


国立西洋美術館(南西部)
地上3階、地下1階、塔屋1階
設計はフランスの建築家
ル・コルビュジエ(Le Corbusier)


前庭のオーギュスト・ロダンの「考える人」

ピロティー(柱)
エントランスホールは
円柱で支えられた空間(ピロティ)が広がり、
ゆとりとやすらぎを感じさせてくれている。

外壁に貼られているパネルは、
建物の高さを強調するため、上層になるにつれ
垂直方向の寸法が短くなっている



ギ国立西洋美術館(正面))

19世紀ホール
2層分の吹き抜けの空間で、
シャープなデザインの三角形の窓から
柔らかな自然光が取り込まれている。


常設展示室(2F)
吹き抜けの「19世紀ホール」
を囲むように回廊空間になっていて、
天井は高い部分と低い部分があり
空間に変化をもたらしている。